小人症の男性が毎日受ける差別的な言動…隠しカメラがとらえた悲しき実態
軟骨無形成症―いわゆる小人症を抱えた人たちは毎日何かしらの差別を受けながら生きています。
街を歩けば心無い言葉をかけられたり、こっそり写真を撮られたり、見下されたり。毎日そんな出来事の繰り返しです。
ニューヨークに住む22歳のジョン(Jonathan Novick)さんも軟骨無形成症を背負って生まれた一人。
幼い頃は他の子と同じように育ったジョンさん。
しかし大人になり都会へと移り住むと、まず人の多さに気付きます。そして、それだけ様々な人に遭遇することが分かりました。
街を歩けば道行く人々に嫌な思いをさせられます。
それこそ毎日。うんざりするくらいに。
自分の身にどんなことが起こっているのか、いちいち人に言うのは止めにしたいというジョンさん。
そこで、小人症の人が街でどんな扱いを受けているのかを追体験してもらうため、小型カメラをシャツの中に潜ませて街を歩くことにしました。
その結果はとても残酷なものでした。
- 「あの人は何なの?」と声を出す子供
- 「小さなミゼット!」と吐き捨てるように言う男性
- 遠くから聞えた「小さいヤツ!」の声
- ばれないと思ってこっそり写真を撮る女性
- すれ違いざまに堂々と写真を撮る男
- 「『Little People Big World※』に出たことある?」と平気で聞いてくる男性
※小人症の男性を主人公にしたアメリカのリアリティTV番組
などなど、たった1日でもこんなにたくさんの差別的な体験をしていることが分かります。
「次に自分と異なる姿をした人に会った時は、彼らがどんな一日を送っているのか考えてほしいんだ。」
そう訴えかけるジョンさん。
軽蔑を発する側はほんの一瞬の出来事。
だけど受ける側は積み重なって深い傷となります。
差別の無い世の中になるのはいつなのでしょう?
Don’t Look Down on Me
参照元:PEOPLE.COM
最新情報をお届けします
Twitter でせかいろをフォローしよう!
Follow @sekairocom