海岸で透明の青い物体を見つけたら要注意!刺されたら死ぬ恐れもあるカツオノエボシ
浜辺を歩いていて、紫色あるいは青色をした透明の袋みたいな物体を見つけたら要注意です。
これはカツオノエボシ(英名:Portuguese Man O’ War)という刺胞動物で、「透明の物体」から伸びている触手にうっかり触れてしまうと強烈な電撃を受けたような激痛が走り、炎症を起こして2~3日は痛みが持続します。
二度目刺された場合はアナフィラキシーショックで最悪の場合死亡することもあります。
刺されたときの痛みから日本では別名「電気クラゲ」とも呼ばれますが、電気を発するわけではありません。
見た目はクラゲのようですが、ヒドロ虫という触手状の生物が集まって形成される群体です。
インド洋や太平洋の沖合に生息しており、風の影響で海岸に近くまで漂って来て浜辺に打ち上げられていることもあります。
その姿形から透明で無害な印象を受けますが、触手は10メートル、最大で50メートルにも及ぶことがあり、本体から離れた場所で被害に遭うこともあり注意が必要。
また本体から切り離されて死んだ触手も毒が残っており、数日から数週間海を漂っています。
海を泳いでいる時に切り離された触手に触れてしまいケガをしてしまう例もあります。
浜辺に打ち上げられた生きているカツオノエボシ
↓
Live Caravela Portuguesa on the beach
もし刺されてしまった場合は、すぐに海水で洗い流し、素手で触手に触らないようにゴム手袋やタオルを使って除去します。その後、氷や冷水で冷やし、すぐに病院に行って診てもらいましょう。
参照元:
If You See This Beautiful Purple-Blue Thing On The Beach— Run Away! / trueactivist
Man-of-war’s sting 'like a hot knife’ / tampabay
カツオノエボシ / wikipedia
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