25セントを誰かのために。画期的な「Food For Friends」プログラムに脚光

なるほど

まだ食べられるのに廃棄されてしまう食品を低所得者層などに供給する「フードバンク」の活動が近年注目されていますが、カナダのある小さな町ではそれに取って代わる画期的な食品供給システムが実施され、話題となっています。

カナダ、オンタリオ州のウッドストックという町で実施されている、その名も「Food For Friends」(友人のための食糧)プログラム
住民がスーパーなどで買い物をする時に、会計時に自動的に25セントだけ加算され、その25セントが電子マネーとして「フードカード」に蓄積されていきます。

フードバンクに代わる「Food For Friends」

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このフードカードは低所得者層の家族に配布される食品購入用のカードです。
つまり地域の人たちが買い物をするたびに25セントが自動的に寄付され、そのお金が同じ地域の経済的に苦しい家庭の台所をサポートしているという仕組みです。

フードバンクに代わる「Food For Friends」

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25セントと言うと本当に取るに足らない金額なので、会計時に余分に取られてもたいして気になりません。
しかし25セントも積み重なれば相当な額に上ります。

このプログラムが開始されてから9年経ちますが、現在では1年に7万5千~9万ドルほど集まる結果となり、この金額は従来のフードバンクを通して供給される食料品の総額に匹敵するほどだそうです。
蓄積されたお金は予め登録された275家族(2015年現在)のフードカードに割り当てられ、食料品購入のために利用されます。

従来のフードバンクのデメリットを挙げるとすれば・・・

  • 食料品の輸送の手間がかかる
  • 保管する場所も必要
  • 保管場所の管理スタッフの人件費などがかかる
  • 食品を受け取りに行く人たちが負い目や恥ずかしさを感じてしまう など

フードバンクに代わる「Food For Friends」

カナダ、オンタリオ州のロンドン(イギリスの首都じゃないです。)にある従来型のフードバンク。確かにいろいろと無駄が生じているかもしれません。

一方「Food For Friends」プログラムではこれらのことが全てクリアになるため、効率的な代替手段として脚光を浴びています。

フードバンクに代わる「Food For Friends」

このプログラムを発案したStephen Giulianoさん。低所得者層を支援する「Operation Sharing」というNPOを運営しています。将来的にはホームレスの収容施設や障害者支援、子供のための支援としてこのプログラムを活用していきたいとのこと。

地元メディアの報道によると、この試みは非常にうまくいっているとのことで、周辺の自治体も導入を視野に入れているとのこと。

フードバンクに代わる「Food For Friends」

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買い物の時に寄付したほんの少しのお金が、同じ地域の困っている人を助けることができる―。
税金などと違って使途がとてもはっきりしているので意義を唱える人も少ないでしょうね。
電子マネーが一般化しつつある昨今、このような支援の仕組みがもっと広まって行ったらいいと思います。

Food bank alternative in Woodstock, Ontario

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参照元:
YouTube CBC The National “Food bank alternative in Woodstock, Ontario"
Operation Sharing

 

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