これがすべて木で出来た彫刻?本物と見間違えるほどリアル過ぎる木工アート
段ボールに詰め込まれた札束の山。
一見すると確かに札束です…。
だけどこれが全て材木を切り出して作られた彫刻だとしたら、信じられるでしょうか?
実際のところ、札束だけじゃなくて段ボールやガムテープ、無造作に張られたステッカーなど、全てがリアルに作られたアート作品なんです。
彫刻ばかりか繊細に描かれたお札の絵柄も見事ですね。
もはや彫刻というジャンルを超越しているこの木工アートを作りだしいているのは
米ニューヨーク州在住のアーティスト、ランドール・ローゼンタール(Randall Rosenthal)さん。
あまりにリアル過ぎるのでフェイクじゃないかと疑う人が続出しそうなので、その製造工程を見てみましょう。
彫刻のベースとなる松の木材を接着剤で固定しています。
接着剤が固まったら、まずはだいたいの下書き。
おおまかな形状に彫り出して行きます。
この時点では何を作ってるかよく分かりません。
徐々に段差をつけて形を整えて行きます。
ほぼ形が整いましたが、これでもなんだか分かりませんね。
段ボールの部分のギザギザを彫って行きます。
札束をくっきりさせると、箱の中に何かが入ってる状況が見えてきます。
段ボールに一層リアリティを出すため、折り目やシワなどをつけます。
これだけでも立派な作品になりそうですが、本番はこれから。
札束を塗料で着色していきます。
まぎれもなく札束です!
彫刻のスキルもさることながら、描画のスキルも半端ないですね。
札束の描画が終わると、次は慎重に段ボールの着色を始めます。
段ボールの着色は簡単そうに見えて結構難しいようです。
リアリティを追求するため何度も塗り重ねを行い、光が照らされた感じも表現しています。
そして完成!細かいスジや折り目、段ボールのめくれ具合なども見事ですね。
本物と見間違えちゃいます。
右が本物、左は彫刻で作られた札束。もはや見分けがつきません。
製作中の様子。手仕事でここまでやるなんてすごいですね。
ローゼンタールさんは他にも様々な作品を作り出しています。
全て立派な彫刻作品で、どれもこれも驚くほど精巧に作られています。
他にも数えきれないくらいたくさんの作品を公式サイトで見ることができます。
RANDALL ROSENTHAL “Wood Sculpture"
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