汚名返上!情熱に満ちた住民たちのリップダブが世界記録達成
最近アメリカを中心に「リップダブ」というのが流行っていますね。
リップダブというのは要するに「くちパク」のことで、たくさんの人たちが次々と登場して一つの歌をくちパクで歌い上げるノーカット映像です。
最近でもYou Tubeなどで話題になった映像も多く、いろいろな場所でいろんなリップダブ映像が撮られています。
さて、このリップダブに街をあげて取り組み「規模と範囲」で世界一を記録してしまった映像が話題になっています。
アメリカのミシガン湖東方に位置するグランドラピッズという街で先日撮影された大規模なリップダブ映像です。
次々と移り行く場面の中、街の住民が多数参加し、8分以上に及ぶドン・マクリーンの名曲「アメリカン・パイ」を歌い上げています。
街を心から愛する人たちの、とても感動的な映像ですね。
この映像を撮影するきっかけになったことは、Newsweekが発表したある記事が発端でした。
アメリカの国勢調査データを元に作られた「アメリカの死に行く街ベスト10」という記事に、不名誉ながらこのグランドラピッズが掲載されてしまったのです。
たしかに経済成長や雇用、教育などの分野でデータ上は良い成績ではないかもしれませんが、この結果に住民が大反発。
すぐにFacebookなどで街を擁護するページが幾つも立ち上がり、住民たちの結束が強まっていきました。
そしてその流れでこのリップダブ映像が制作されたという経緯です。
たくさんの人たちが一つの目的に向かって何かを成し遂げる姿は、どういう形であれ感動を呼びます。
いろいろな事情で元気がなくなっている日本でもこういうのが流行ればいいなと思いました。
リップダブではないですが、九州新幹線のCM映像がとても反響を呼びましたね。
あれほど大規模でなくても、何かこういう試みが一つの町おこしにつながるのではないかと思いました。
参考元:
Newsweek calls Grand Rapids a 'dying city’, residents beg to differ
The Grand Rapids LipDub (NEW WORLD RECORD)
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