後ろ歩きを25年も続けている男性「目的は世界平和」「前向きに歩く方法はもう忘れた」

グッとくる

インド南部タミル・ナードゥ州のアグラハラム村に住むマニ・マニタン(Mani Manithan)さん。普段は携帯電話販売の仕事をしています。
彼は1989年以来ずっと後ろを向き歩きを続け、25年たった現在も継続しています。
なぜ後ろ向きで歩くのか。その目的は「世界平和達成のため」というスケールの大きなものでした。

マニタンさんが後ろ歩きを始めたのは1989年6月14日。
インドでテロ事件が発生し、多くの犠牲者が出た日でした。
彼はこの事件に胸を痛め、世界が平和になるため自分に何かできることはないかと考え、この後ろ歩きを考えついたそうです。

25年間後ろ歩きを続けるインド人

ちょっと発想が斜め上な気もしますが、それ以来彼は普通に歩くことを止め、どこへ行くのにも後ろ向きで歩くことを始めました。

「国際的なテロが増加しています。あちこちで爆破テロが起こっています。若い人たちは考えを改めてほしい。私は25年もの間、後ろ歩きをしていますが、それはこのような事件を非難するため。唯一世界平和を達成するのが目的なんです。」
そんな風に語るマニタンさん。

後ろ歩きをブレずに徹底するという意味ではほぼ目的を達成していますが、世界から完全に暴力事件がなくなるのにはまだ程遠いのが現実。
彼は世界が完全に平和になって住みよい世の中になるまでそれは止めないと誓いました。

25年間後ろ歩きを続けるインド人

路上でも自宅でも階段を上る時でも、公共の交通機関を使う時でも彼はいつも後ろ歩きです。

肩越しに前方を確認しながら後ろ歩き。
彼はこれまで後ろ歩きをすることで事故にあったり怪我をしたことがないといいます。あまりにも後ろ歩きが当たり前になり、今では前向きで歩く方法を忘れてしまったほどだそうです。

25年間後ろ歩きを続けるインド人

25年間後ろ歩きを続けるインド人

いつか彼が前を向いて歩く日がやってくるのでしょうか。
世界の平和を訴えながら彼は今日も後ろを向いて歩いて行きます。

Bonkers Man Walks Backwards For 25 Years

参照元:ODDITYCENTRAL “Indian Man Has Been Walking Backwards for 25 Years to Achieve World Peace"

 

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