心臓が体外に出たまま生まれた赤ちゃん。危険な手術を乗り越え家族のもとへ
生後3カ月を迎えたオードリナ(Audrina Cardenes)ちゃん。
彼女は不幸にも心臓が体の外に出ている状態で産まれました。
心臓の全体、または一部が体の外側にある心臓転移症という難病で、百万人に8人ほどの確率で生まれ、そのほとんどが死産か数日以内に死んでしまうということです。
しかし死産せずに生きて生まれた小さい命を救うため、専門的な医療チームがリスクの高い手術を行いました。
その結果、無事に成功して近々家族とともに家に帰れることになったそうです。
ヒューストンにあるテキサス小児病院の熟練した医療チームが2012年11月に手術を行い、最近になって術後のオードリナちゃんの体を保護するシールドの写真が発表されました。
病院でずっと付きっきりだった母親のアシュリーさん。
もうすぐ一緒に家に帰れる日がやってきます。
オードリナちゃんの担当外科医は手術の後にこう語っています。
「彼女は懸命に闘いました。これから無事に発育していくことを期待しています。そしてこの手術が今後心臓転移症と診断された多くの子供たちを救っていくきっかけとなればと思っています。」
徐々に回復する赤ちゃんを見守るお兄ちゃんとお姉ちゃん。
まだシールドをまとった痛々しい姿ですが、早く元の姿で元気に成長していくことを願わずにはいられません。
最新情報をお届けします
Twitter でせかいろをフォローしよう!
Follow @sekairocom