遠くから見るとまるでモザイクアート。サウスジョージア島のペンギンコロニー
南大西洋上に浮かぶイギリス領の島、サウスジョージア島にはたくさんのキングペンギンが生息しています。
気温が氷点下にもなるこの島では、子供ペンギンを寒さから守るため大人のペンギンたちが身を寄せ合って巨大なコロニーを形成します。
茶色い毛の子供たちと、灰色と黒の毛並みを持つ大人たちがきれいに分かれて、遠くから見るとそれはまるで何か抽象的なモザイクアートのようです。
Photograph: Andy Rouse/Rex Features
赤ちゃんペンギンは 立ち上がるのに10~13ヶ月かかり、その間は体温を調整できません。そのため親ペンギンたちは赤ちゃんが生まれて最初の3週間はその周りを取り囲むようにウロウロしながら過ごします。
その後、親は赤ちゃんを子供たちだけの群れ、いわば「保育所」に預け、2~3日後にエサを持って戻ってくるというサイクルを続けます。そのようにして子供も大きくなり、やがて新たなペアーを形成し、子孫を繁栄していきます。
現在のところはつがいの数にして2,230,000組ほどのペンギンが生息していると推測されており、その数はさらに増え続けているとのことです。
サウスジョージア島のキングペンギン 2010年
この映像を見ると、子供はもちろんですが親ペンギンもなんだかボーッとしていてあんまり動きがないのですが、子供たちの「保育所」を守るために大勢でガードを固めているんでしょうね。
それにしてもみんな同じような姿格好なので、果たして自分の子供を広大なコロニーの中でちゃんと見分けることができるのかどうか・・・
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