1000万人に1人という稀な病気。血が汗となって出てきてしまうタイの少女
タイ北部、ノンカーイに住む7歳の少女、Phakamad Sangchaiさんはある特殊な身体的症状に悩まされています。
それは、血液が汗として出てきてしまうという非常に稀な病気。
彼女とその家族はこの病気を治すきっかけを探しています。
発症したのは約6か月前のこと。
目や鼻、耳、肌など、ケガもしてないのに体のあらゆる場所から大量の出血が始まりました。
この症状は「血液汗症」と呼ばれるもので、身体になんらかのストレスが加えられたときに、その皮下にある血管が膨張・破裂し、その名の通り血液が汗として出てきてしまう極めて稀な症状です。
全体の患者数は正確には分かりませんが、1000万人に一人という見方があります。
この病気の患者は失神による衰弱、軽度の脱水症状に悩まされるそうです。
現在この病気の治療法は確立されていません。
ストレスや不安を最小限に抑える事しか対策がないため、ストレス緩和剤などを飲むなどの処方が与えられます。
Phakamadさんの場合は不幸中の幸いで、今のところ出血しても痛みは伴わないということです。
しかし彼女はこう語ります。
「この奇妙な病気を治してくれる人がいたら・・・。これで人生が台無しになるのも嫌だし、これから悪化するんじゃないかって考えるととても不安なの。」
治療法もないし、治療できる医師もいない。
しかし諦めずに、彼女とその家族は何らかの手立てがあるのではと、インターネットで解決の糸口を探す毎日だそうです。
母親と一緒に写るPhakamadさん。
Phakamadさんの母親は娘のことを心配しつつも、このように語っています。
「娘はとても幸せな子です。可能な限り笑顔でいるし、とても勇敢な女の子です。」
まだあどけない7歳の少女。なんとか治るきっかけが見つかるといいのですが・・・
動画はこちら
参照元:Mirror “Girl bleeds from her eyes, nose and ears due to rare condition that looks like she’s 'sweating blood'"
Mail Online “Girl, 7, 'sweats’ blood from her eyes, nose, ears and skin every time she gets a headache due to a one in 10 million condition"
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