ドローンで上空から撮影されたアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所

グッとくる

ポーランドにあるアウシュビッツのナチス強制収容所。
第二次世界大戦中に人類が残した負の遺産として多くの人が思い浮かぶ施設ですね。
現在も歴史的な世界遺産として大切に保護され、多くの人々が訪れるこの場所。
BBCが公開したビデオではドローンを使って上空から撮影された映像を見ることができます。

1940年にナチスドイツによって建設されたアウシュビッツおよびビルケナウ収容所。
1945年に崩壊するまでユダヤ人やポーランド人を始め、ロマ(ジプシー)やソ連軍の捕虜など、100万人以上もの人々が収容され、多くの人が犠牲になったことは人類の負の遺産として語り継がれています。

ドローンで撮影アウシュビッツ強制収容所
ビルケナウ収容所の入り口。わけも分からず遠い場所から貨物列車で運ばれてきた人々がこの場所に下ろされ、現実を知ることとなります。

ドローンで撮影アウシュビッツ強制収容所
ビルケナウ収容所内の監視塔。

ドローンで撮影アウシュビッツ強制収容所
ビルケナウ収容所は広大な敷地に木造の収容施設がたくさん建てられ、その中で人々が過酷な暮らしを強いられていました。

ドローンで撮影アウシュビッツ強制収容所
アウシュビッツ収容所の入り口。「働けば自由になれる」という文字が掲げられていますが、実際はガス室などで無念の死を遂げる人がほとんどでした。

ドローンで撮影アウシュビッツ強制収容所
アウシュビッツ収容所の敷地にはレンガ造りの収容施設が建てられましたが、収容者はやはり過酷な生活を強いられていました。

ドローンで撮影アウシュビッツ強制収容所
第10棟と11棟の間に設けられた壁。ここで数多くの人が銃殺刑に処されてしまいました。

ドローンで撮影アウシュビッツ強制収容所
かつてここで銃殺されるのを待つ収容者の姿がありました。

ドローンで撮影アウシュビッツ強制収容所
電流の走った鉄線で仕切られていたため脱獄はほぼ不可能でした。

Auschwitz: Drone video of Nazi concentration camp – BBC News

ドローンが映し出す映像のように、鳥みたいに自由になれたら・・・
収容されていた人たちは、そんなことを思いながらこの場所で過ごしていたのかもしれません。

戦後70年を機に2015年に公開された映像ですが、これからも二度とこのような忌まわしい歴史を繰り返さないように、決して忘れてはいけない出来事の一つですね。

ロングバージョンはこちら

参照:Youtube “Auschwitz: Drone video of Nazi concentration camp – BBC News"

 

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