自作エアコンでドライアイスを使うのは危険。二酸化炭素中毒で死亡例あり

なるほど

夏のエアコンにかかる電気代を浮かせようと自分でクーラーを作ってしまう人もおり、その作り方ビデオもネット上で公開されています。
バケツと小型扇風機、そして氷を使って自宅で簡単に作ることができるのですが、氷の代わりにドライアイスを使う例もあります。
しかしドライアイスが気体になると二酸化炭素に変化し、吸引すると最悪死の恐れがあるため取り扱いには十分な注意が必要となります。

以前に当サイトでも「自作エアコン」の作り方ビデオを紹介しました。
丸穴を開けるのに専用の工具が必要になりますが、あとはそれほど難しくなさそうです。

Homemade Air Conditioner DIY – The “5 Gallon Bucket" Air Cooler! DIY- can be solar powered!

また、いらなくなったクーラーボックスを使用する例もあります。
これもかなり涼しそう!

Homemade air conditioner DIY – Awesome Air Cooler! – EASY Instructions – can be solar powered!

さて、問題のドライアイスを使っている例です。
このビデオは数多くライフハックビデオを公開している「CrazyRussianHacker」さんによるものです。

Homemade Air Conditioner (Use Ice From water for better effect)

※現在はドライアイスの危険性を示した文言が掲載されています。

この動画が公開された当初、ドライアイスの危険性について懸念する声もあり、次のような警告ビデオが公開されたりもしました。

Crazyrussianhacker Tries for a Darwin Award (RE Dry ice air conditioner)

Wikipediaによるとドライアイスの危険性と取扱上の注意として次のように述べられています。

ドライアイスは日常的に用いられるが、高濃度(およそ7 – 8%以上)の二酸化炭素を吸入すると、たとえ酸素が大気中と同等程度含まれていても、二酸化炭素が呼吸中枢に毒性を示すために自発呼吸が停止し窒息することがある。特に昇華して二酸化炭素の気体になった場合は足下に滞留しやすいため、窒息あるいは酸欠による事故の危険がある。冷凍庫のような屋内や、車内で扱う際は、締め切らずに通気や換気を行う必要がある。たとえば350gのドライアイスを乗員室容積2,000Lの密閉した車内に放置すると、1時間で車内の炭酸ガス濃度は約10%となり、中毒を起こして意識不明に陥る危険性がある。

中には葬儀中のこんな悲惨な例もあります。

故人となった父親を慕って、その娘は棺の蓋を開け、棺の中の父親の顔に頬ずりしたりしている。・・・・そしてその行為はあしばらく続いた。やがて、その娘は二酸化炭素中毒で意識不明に陥り、病院に搬送されたが、病院にて死亡してしまった。

出典:ドライアイスの二酸化炭素中毒で死亡事故

ドライアイスと言うとモヤモヤ涼しい煙が出て普通の氷よりヒンヤリ感を味わえるのかもしれませんが、取り扱いには十分注意したいところです。
自作クーラーを使っている人も普通の氷とかを使った方が良さそうですね。

 

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