5/21は世界終末の日?警告キャンペーン広告に退職金をつぎ込んだ男

こらアカン

数年前に退職したロバート・フィッツパトリック氏は、2011年5月21日に「審判の日」が訪れると主張し、ニューヨーク中の地下鉄やバス、電車の車内に警告を発する広告を出しました。
列車内のプラカードや市街を走るバスの停留所などに1,000ほどの広告が既に掲げられています。

その費用は約14万ドル。(日本円にして1100万円以上)
なんとその広告費を自らの退職金から捻出したとのことです。

その広告はエルサレムの夜の街を背景にしたイメージで「審判の日、2011年5月21日に過去最大の世界規模の地震が発生する!」と描かれています。

「私は、その日に何が起こるのか人々に知らせたくて警告を発している。この災害はエルサレム時間で真夜中に始まり、すぐに世界に拡大していくだろう。この突発的な崩壊については、数多くの経典が示していることだ。」と彼は語っています。

彼は2006年に引退した後、カリフォルニアの宗教ラジオネットワークのオーナーでもあるハロルド・キャンピングという預言者を信奉するようになり、この最悪の予言を信じるようになりました。
キャンピング氏は世界の終わりが5/21にやってくるという予測を数学的な計算を元に打ち出しました。
しかしその計算は常に正しいというわけではないようです。

というのも、彼は17年前の1994年9月6日にも同様に終末がやってくると予測したものの、それは誤りだったということを認めているのです。

キャンピング氏の予測によると、イエスキリストが次の土曜日に地上に戻ってきて、信仰の深い人は歓喜と共に助かりますが、信じない者は永遠の業火に焼かれ苦しむだろうと宣言しています。

キャンピング氏の財団はクリスマスの時期に全米ビルボードの広告枠を購入しましたが、今回の新しい広告は全てフィッツパトリックさんによって運営されているとのことです。

感想を一言。
つい先日のローマでの地震の予言や台湾のマグニチュード14地震の予言も話題になっていましたが、ことごとく外れましたね。
このニュースも、なんだか宗教中心の考え方でどうにも信じがたいものがあります。
大金をはたいて広告まで出してしまったこの男性の身の上を案じてしまいます。

未来は常に白紙だと思います。
こんな予言を信じて無駄な時間とお金を費やすよりは、常日頃から地震への心構えをしておき、いつでも避難できる準備を怠らずに、あとは日々楽しく生きていければいいんじゃないでしょうか。

参照元:
CBS New York “Doomsday On The Way, Staten Island Resident Says"

 

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