迫りくる砂の煙。アリゾナを襲った巨大砂嵐の写真と映像
アラビア語で砂嵐を意味する「ハブーブ」は、もともと砂漠地帯が多い中東やアラブ地域で頻繁に発生する大規模な砂嵐でしたが、近年ではアメリカでもこのハブーブが観測されています。
先日7/5、アメリカのアリゾナ州を襲ったハブーブもそのうちのひとつです。
モンスーン(季節風)の一種だとされるこの砂嵐は、幅80km、高さ1,600mにも及ぶ超巨大なもので、観測史上最も大きいものとして記録されました。
周辺の都市は暗闇につつまれ、アリゾナの州都、フェニックス行きの便が一部運行休止となったり、電線が切れたりして停電となった地域も出ました。
この影響により26の市で320件以上の交通事故が発生し、夕方の2時間以内に緊急通報が720件ほど相次いだそうです。
町に迫りくる砂嵐
町を飲み込むように空を覆いつくす
この世の終わりみたいですね。
舞い上がった砂は空を黒く染め、辺り一帯は暗闇に包まれます。
細かい砂塵が飛び交い、痛みで思わず目を覆ってしまいます。
不安そうな住民
フェニックス中心部のスタジアム
The Phoenix Haboob of July 5th, 2011
ハブーブが迫ってくる様子を映した映像をタイムラプスで。
Phoenix Dust Storm: Video of Doomsday Scenes in Arizona
ニュースなどでも公開された映像ですね。まるでパニック映画を見てるようです。
Driving into AZ Haboob HD
車で砂嵐に突入していく様子を映した映像です。
中に入り込むと、完全に暗闇に包まれてしまいます。
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