「車詰め込み作戦」でドイツからカザフスタンまで運ぼうとした運転手、途中でつかまる
ワゴン車と乗用車。
この2台の車を長距離運転して輸送する場合、高速料金や諸々の通行費用が当然のことながら2台分かかってしまいます。
「だったらワゴン車に乗用車を詰め込んで運べば1台分で済むなあ・・・。」
そんな奇想天外な発想を実行に移してしまった人がいました。
カザフスタン出身の男性2人組みはドイツのハンブルグ近郊の町から故郷であるカザフスタンの町まで、実に3,500kmほどの道のりをこの「車詰め込み作戦」で運ぼうと計画しました。
彼らが運ぼうとした車はMazda 626の新車。
これをワゴン車に入れようとしたところ、幅がありすぎて無理でした。
ところがワゴン車の高さは充分にあったので、下にマットレスを敷き詰め、Mazdaを横にゴロンと倒して無理矢理詰め込むことに成功しました。
だけどMazdaがワゴンからはみ出てしまい、後部ドアを閉めることができない状態です。
このままでは一発でばれるので、ワゴン車の窓に新聞紙を貼って中が見えないようにし、後ろはシートで覆ってカモフラージュすることにしました。
「準備万端!さあ出発だ!」
これで料金も半額になるし、ヤッタぜ!とこの二人の男は思っていたことでしょう。
ところが途中、重さでフラフラと走っているワゴン車を不審に思った警官に停止させられ、職務質問されてしまいます。
そしてすぐにこの偽装工作がばれてしまい、車はあえなく没収されてしまいました。
せっかく手間をかけて挑んだ作戦でしたが、こんな形であっけなく終わってしまいました・・・。
その後、この2人のカザフスタン人は懲りずにロングジャーニーを続けるため、ちゃんとした運転手を連れて警察を訪れ、車の返却を求めたそうです。
* * *
いやはや、最初からそうしていればすんなりと行けたものを。
悪いことは考える物じゃありませんね。
確かに長距離で費用も二倍かかるって考えたら何かしら対策を考えたくもなります。
だけど、さすがに「車詰め込み作戦」は思い浮かびませんよね・・・。
そういう意味で、このカザフスタン人たちの発想力と実行力はたいしたものです(笑)
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