ケガを負った犬を救うべく高速道路を横断。女性の勇敢な行動に心打たれる

グッとくる

高速道路を車で走っていて、もし犬が中央分離帯で身動きとれない状態になっていたらどうするでしょうか?大概の人はそのまま見過ごしてしまうと思います。
しかしどうしても見捨てるわけにはいかず、ある勇敢な行動を起こした女性の映像が話題を呼んでいます。

場所はメキシコの首都、メキシコシティ近郊の高速道路。
片側4車線でスピードを出した車が多く走る交通量の多い道路です。

この高速道路沿いでベロ・サラトガさん(35歳)は、犬が車に接触してケガを負い、中央分離帯付近で動けなくなってしまったのを目撃。
そのまま見過ごすわけにはいかず、なんとか安全な場所へ移動させようと、犬がいる場所まで行く決意をしました。

高速道路でケガをした犬を救助した女性

ひっきりなしに車が走り抜ける4車線の道路を渡るのは至難の業です。もしかしたら自分も事故に巻き込まれるかもしれない・・・。
しかし何とかして救いたいという一心で彼女は犬がいる場所を目指して行きました。

高速道路でケガをした犬を救助した女性
猛スピードで走ってくる車のすきを見つけ、一気に中央分離帯へ。

高速道路でケガをした犬を救助した女性
無事に犬の元へたどり着きますが、犬はすっかりおびえ切って近づこうとしません。
むしろ距離を取ってその場から離れようとしています。

しかしサルガドさんは犬を怖がらせないように優しく声をかけ、じっと待ち続けます。
無理に捕獲しようとして近づいたら、ますます怖がって逃げてしまい、より悲劇的な事故につながる危険があります。

高速道路でケガをした犬を救助した女性
そんな彼女と犬の状況を知ってか知らずか、相変わらず車が高速で過ぎ去っていきます。なんとか犬の安全を確保しようと車に注意を促しますが、誰も止まったりスピードを落としたりしません。

しかし、救いたいという彼女の懸命な気持ちが通じたのか、犬が徐々に近づいてきました。

高速道路でケガをした犬を救助した女性
ようやく安心したのか、犬がサラトガさんの元へとやってきました。

やさしくなでてあげ、落ち着いたところでリードをそっと首にかけました。

しかしこの大きなジャーマンシェパード犬を抱えて、元の場所へ戻らないといけません・・・。

高速道路でケガをした犬を救助した女性
車が途切れるタイミングを見計らい、勇気を振り絞って再び道路を横断します。今度は大きな犬を抱えてなので、より注意が必要になります。

高速道路でケガをした犬を救助した女性
そうして無事に安全な場所へとたどり着きました。

その後、ケガをした犬を治療するため動物病院へと連れて行ったそうです。

高速道路でケガをした犬を救助した女性

見て見ぬふりをすれば済むことなのに、決して見捨てることはせず、自らの危険を顧みずに勇気ある行動を取ったサラトガさん。
その優しさと行動力に心打たれます。

映像はこちら
Mail Online “Heartwarming moment woman runs across four-lane MOTORWAY full of speeding traffic (twice!) to rescue stray dog hit by a car"

予備映像
Woman rescues dog on highway

 

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