人は見た目で判断されるのか?…倒れて苦しむ男性に対して通行人の反応を見る社会実験
街で突然人が苦しみだしてその場に倒れてしまったら、そばを通りかかった人たちはどういう反応を示すか・・・?
倒れた人がだらしない感じの酔っぱらいみたいな男だった場合と、身なりの整ったビジネスマン風の男性だった場合の2パターンで社会実験を行った結果、悲しいほどはっきりとした違いが生じました。
「社会的地位」と名付けられたこの実験は2013年9月にチェコの首都、プラハで行われました。
人は他人を見る時、風貌や立ち居振る舞いで無意識にその人のランク付けを行い、社会的地位の高い人と判断した場合とそうでない場合では違ったアクションを取る傾向にあります。
その傾向が顕著に表れたのがこの実験結果です。
Vědecký experiment: život není fér. Podívejte se, jak vám můžeme zachránit život
人通りの多い広場で、俳優に突然苦しんで倒れ込む芝居をしてもらいます。
まずは、ちょっとだらしない雰囲気を漂わせた酔っぱらい風の男に扮して。
しかし通行人は、彼が助けを必要としていると察知しても見て見ぬふりをして通り過ぎるだけです。
8分間、このような状況が続き、結局見兼ねた警官に声をかけられたくらいでした。
次に、スーツを着てしっかりとした身なりのビジネスマンに扮し、同じ芝居をしてもらったところ、明らかな違いが。
なんと15秒もたたない間に何人かの通行人が駆け寄り、彼を助けようと声をかけるのでした。
社会的な地位が低いと判断されただけで人は不利益を被る。人生は公平ではない・・・。
そんなメッセージで締めくくられるこの動画は世界的な名門経済誌「フォーブス」のチェコ語版編集部によって制作されました。
人を見た目で判断するのは良くないことですが、社会的な地位のある人は命拾いすることだってある、という例を極端に示す動画ですね。
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