ピクセル画像的な発想。ルービックキューブを使った気の遠くなるようなアート
アーティストJosh Chalomさんの取り組む「cube works」では、たくさんのルービックキューブを使って有名人の肖像画や中世の絵画、アニメのキャラクターなど様々な作品を生み出しています。
キューブ表面の9つの枠をそれぞれ一つのピクセルと考え、それらの組み合わせで一つの絵を作り出すわけですが、一つ一つキューブを回して希望の色パターンを作らなければいけないので、なんとも気の遠くなるアートだと言えます。
マリリン・モンローの肖像画。ほくろがやっぱり特徴的ですね。
マイケル・ジャクソンとスポンジボブのキューブアート。
グラフィックデザイナーから「キューバーズ」と呼ばれる、いわゆるルービックキューブを解読する人まで、30人余りのチームを構成し、苦労しつつもひとつずつ絵画を作り上げています。
昔はやった8ビットのテレビゲームに出てくるような画像に着想を得て、こんなアートの手法を考え付いたそうです。彼らは3年ほどこの取り組みを続けてますが、もはや趣味の域を超えています。
キューブアートは他にもやっているところがあるらしいですが、これほど大きなスケールでやっているところは他にないといいます。
絵の複雑さとサイズによりますが、一つ完成させるのに2日から長い時で2週間かかる場合もあるそうです。何よりキューブを一つずつ自分たちの手で解読して必要な色を出すのに相当時間がかかるのだとか。
映画「シザーハンズ」で主演した時のジョニー・デップもこの通り。
大きさやテーマは様々ですが、これまでで最大の作品はシスティナ礼拝堂の天井画「神の手」のレプリカです。
実に12,090個のキューブを駆使して4.4m×8.8mの大きさを誇る大作です。この作品は来年にはギネス記録として登録されるそうです。
絵を描くだけでも大変なのに、キューブで表現していくなんて・・・何十倍もの労力が必要ですね。
このプロジェクトチームはカナダのトロントにギャラリーを持ち、作品を販売しています。
こんな風に部屋のインテリアにもなりそうですね。
写真:cube works collections
余談ですが、こんな人たちがプロジェクトに加わってくれたら作業がはかどるでしょうね。
ルービックキューブの世界記録保持者
6.57秒でクリアする人
配列を記憶してから目隠ししてクリアしちゃう人
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