バングラデシュで開催されるイスラム巡礼集会「ビスワ・イジュテマ」へ向かう人々の数が半端ない

ビックリ

イスラム教徒の巡礼と言えばメッカが有名ですが、それに次ぐ世界第二の巡礼集会バングラデシュで毎年開催される「ビスワ・イジュテマ(Biswa Ijtema)」と呼ばれるイベントです。
イベントが開催される3日間、首都ダッカ近郊の町に世界中から毎年300万人以上ものイスラム教徒が集まるため、列車やバス、船などに人々が異常なほど溢れかえる様子が毎年の風物詩となっているようです。

バングラデシュのイスラム巡礼

首都ダッカの郊外を流れるテュラグ川のほとりにあるトンギという場所が巡礼地となっており、人々はこの地を目指します。

バングラデシュのイスラム巡礼

バングラデシュのイスラム巡礼

増発された列車は常に満員状態。それでも間に合わず列車の屋根や側面にへばりついて移動します。もはや列車の外観が分からないほど人がへばりついています。

バングラデシュのイスラム巡礼

バングラデシュのイスラム巡礼

バングラデシュのイスラム巡礼

バングラデシュのイスラム巡礼

バングラデシュのイスラム巡礼

バングラデシュのイスラム巡礼

船を使って川を移動する人も多数。
転覆しそうなフェリーに許容範囲を超えたの人・人・人。

バングラデシュのイスラム巡礼

バングラデシュのイスラム巡礼

バングラデシュのイスラム巡礼

普段は人口35万人のこの地区に許容範囲を大きく超える人々がやってくるわけですからインフラ整備も入念に行っているようです。

バングラデシュのイスラム巡礼

巡礼の目的地、祈りの場所となる敷地の広さは約160エーカー(65万平米ほど)。そこに電気、ガス、トイレなどのインフラが整備され、炊き出しなども行われます。
また、医療用のテントなども設けられ、医師が常時スタンバイ。
仮設トイレも4000以上設置され、飲み水も含めて毎日3000万リットルの水が消費されると言います。

バングラデシュのイスラム巡礼

バングラデシュのイスラム巡礼

この限られた空間の中で多くの人々が一緒に過ごすので、衛生面や食べ物の問題、いざこざやトラブルが多いのかと思えば、意外とそういう問題は少ないみたいです。
それは信者たちが多くを望まず、自分の願望を少なくして他人を尊重する傾向にあるためだと考えられています。まさに譲り合いの精神ですね。

バングラデシュのイスラム巡礼

この「イジュテマ巡礼」は元々インド人の賢者によってはじめられ、最初は地元のモスクで行われた小さな集会だったそうです。
それが40年間続き、今ではこのように広大な土地を埋め尽くす人が集まる世界的な規模のイベントに発展したそうです。

Bishwa Ijtema 2010 Tongi, Bangladesh

参照元:AMUSING PLANET “All Aboard for Bangladesh"

 

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