事故にあった犬と側に寄り添うもう一匹の犬
高速道路で事故にあった犬を別の犬が助けに行ったお話がありましたが、このような例は他にも見ることができます。
中国のとある道端。
かわいそうに一匹の子犬が事故にあって、すでに息絶えてしまったようです。
側に寄り添うもう一匹の犬がいます。
「ねえねえ、どうしちゃったの?起きて遊びに行こうよ。」
そんな風に語りかけているようです。
撮影した人の方を向いて
「こいつ動かなくなっちゃったんだ。なんでだろう?」
と目で訴えかけます。
撮影していた女性はカメラを地面において、その2匹の犬の方へ歩み寄ります。
寄り添っていた犬はわけも分からず、ひたすら倒れている子犬の側から離れません。
「もう大丈夫だよ」
女性がそういう風に言ったのでしょうか。
子犬の亡骸を抱えて安全な道の脇に連れて行きます。
寄り添っていた犬も一緒になって運ぼうとします。片時も離れたくない様子です。
道端のマンホールの上に横たえた子犬。
どうにか目を覚まさせようともう一匹の犬は必死になって子犬を揺さぶります。
「おーい、どうしちゃったの?起きてよ!なんで無視するの?」
何をやっても一向に目を覚ましてくれない子犬になすすべもなく、力尽きて座り込むその姿。
・・・とても心が痛みます。
子犬には何の罪も無いのに、道路に飛び出してしまったばっかりに、大切な命を落とす結果となってしまいました。
事故にあってから長い間、道行く人間たちは皆知らん振り。
でも大切な仲間が何か大変なことになっていると察知したもう一匹の犬は、どうしても見捨てるわけにはいかなかったのでしょう。
この撮影をしている女性も心の優しい方なのでしょう。
しばらくして、途方にくれつつもずっと側を離れない犬を気遣いエサと水をあげに行きます。
人間としてはこれ以上手を出さず、そっとしておいてあげるのがいいのかもしれません。
車を運転していて、誤って動物を轢いてしまった場合、自分ならどうするだろうか、と考えてしまいます。
車を停めて助けに行くのだろうか、それともそのままにして通り過ぎてしまうのか。
交通量も多くスピードを緩めることができない車道では、後者の場合が多いのかもしれません。
そうして放置された動物達は誰の目にも留まることなく、旅立っていきます。
人間の命はもちろん尊いものですが、動物の命はそれ以下だと、一概に決め付けることは出来ません。
この映像の犬にとって見れば、大切なかけがえの無い命だったのですから。
中国語の字幕が分からなかったのですが、内容的にはいろいろ考えさせられる映像でした。
参照元:You Tube “[拍客]实拍惨烈车祸后 最感人狗夫妻.flv"
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