中国貧困層の悲劇・・・精神病の息子を23年間鎖につないで世話してきた母親

こらアカン

中国・重慶に住むある親子に関して衝撃的な写真が公開されました。
精神病を患った息子を暴れたり逃げ出したりしないように納屋の中に鎖でつなぎ、23年間に渡って監禁していた母親が海外誌の取材に応じました。
一見、人権を無視した非道な行いのように思えますが、他になすすべがなかったという中国貧困層の悲しい現実が垣間見えてきます。

23年間監禁されている息子
母親の話によると、息子が17才の時に精神病を患い、暴れまわって危害を加えるようになったため仕方なく納屋に閉じ込めたということです。
彼女には他に2人子供がいましたが、既に家を出てしまい、現在は一人で40歳になるこの息子の世話をしています。
現在76歳になる母親は先々のことを心配し、自分が死んだら誰がこの子の面倒を見るのか不安に思っているそうです。

23年間監禁されている息子
服を与えてもすぐに破り捨ててしまうため結局何も身につけず裸ままでいる息子は、藁さえも敷かれていない固い床の上で一日を過ごすそうです。
あまりに長い間鎖でつながれていたので彼の足の筋肉は衰え、今ではろくに歩くこともできないようです。

23年間監禁されている息子
納屋を清掃したり髪の毛を切ってあげたりするのは母親の仕事ですが、食事は近所の人たちが寄付してくれます。貧困のため母親一人では食料すら確保できない状態のようです。

母親は切実にこう語りました。
「誰か私を助けてほしい。息子の将来が心配なんです。私に万が一のことがあった時はどうしたらいいか・・・。」

23年間監禁されている息子

一定の生活水準が確保されている日本ではとても考えられない事態ですね。
世界第二の経済大国にのし上がった中国・・・しかし、まともな生活保護が受けられず、最低限の人間的な生き方すら許されない状況を作り出してしまっている現実が、今でも至るところで見られるようです。

 

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