レトロなアスキーアート!?タイプライターで絵を描く新感覚のアート
あらゆるものがデジタル化して行き、ハイテクな世の中になってきました。
しかしその一方で、改めて古いものを見直してみると、そこから新たなアイデアが生まれてくる場合もあります。
イギリスのアーティスト、キーラ・ラスボーン(Keira Rathbone)さんは、古くて使われなくなったタイプライターを利用して、誰も思いつかなかった新しいアートを生み出す若手の芸術家です。
彼女の作品は一見よくあるデッサン画のようにも見えますが、細部を見ると文字や記号がタイプライティングされた絵だということが分かります。
遠目で見ると味のあるデッサン画のようですが、全てタイプライターで打ち込んだものです。
拡大すると細かく並べられた文字や記号などが見て取れます。
制作風景。
女性の肖像画。これをタイプライター一つで地道に打ち込んでいったと考えるとすごいですね。
雑誌の表紙などにも採用されているようです。
キーラ・ラスボーンさんは学生時代にフリーマーケットで古いタイプライターを購入し、最初は普通に何か文字を打つために使用していたそうですが、しばらくして絵を描く道具として使うことを思いつき、次第にこのようなアート作品を作り出すようになったということです。
まだ20代後半の彼女はこの「新しい芸術」の先駆者となり、現在はロンドンでアトリエを開いて創作活動を続けているそうです。
最近You Tubeにアップされた映像で制作の様子を見ることができます。
Typewriter Art | euromaxx
間違えたらやり直せるパソコンやワープロなどとは違って、タイプライターは打ち間違いなどのミスが許されない真剣勝負です。
いろいろ便利な現代の世の中ですが、あえて古きものを利用して新しいものを生み出していく彼女の芸術活動はまさに「温故知新」ですね。
最新情報をお届けします
Twitter でせかいろをフォローしよう!
Follow @sekairocom