ゴミ・シティーというレッテルを貼られたエジプトの首都カイロのスラム街

グッとくる


高層アパートの窓から溢れるゴミの山。
道の脇には子供の背丈を越えるほどのゴミ袋が折り重なって積まれています。
これはエジプトの首都、カイロの中心地からから車でちょっと行ったところにあるスラム街の様子です。

豪華な5つ星ホテルが林立するリゾート地帯からさほど離れていない場所にあるこのスラム街。
腐ったゴミとネズミに囲まれたこの状況は今に始まったことではなく、ずっと昔から続いているということです。
ゴミの中で人々は生活し、ゴミをリサイクルすることでわずかな生活費を作り出しています。

ゴミ収集車も来るには来るけど許容範囲を超えています。


「ゴミ・シティー」と化しているこれらの衝撃的な写真はモスクワの写真家イリヤ・ステパノフ(Ilya Stepanov)さんによって撮影されました。

また、イギリスの学生映画祭で2006年にドキュメンタリー賞を受賞した映像でこの地区の様子を見ることができます。

Zabbaleen: The Rubbish Collectors Of Cairo

こんなひどい状況はすぐにでも改善した方がいいと思うのですが、昔から住んでいる人たちにとっては「ゴミ」が生活の一部となっており、それをすぐに変えるなんてことは出来ないのかもしれません。
悲しい現実です。