世界でただ一人。目からピューッと塗料を飛ばして絵を描くアーティスト

ビックリ

アルゼンチン在住のアーティスト、レアンドロ・グラナート(Leandro Granato)さんは世界でも他に類を見ない「目」を使って絵を描くアーティストです。
鼻から塗料を吸いこみ、彼独自の特異な方法で目から塗料を噴出させ、キャンバスにペイントするという、ちょっと不気味だけどユニークすぎる画風で数々の作品を制作しています。

目から塗料を噴出して絵を描く

彼は生まれつき鼻と目をつなぐ管が特殊な性質を持っており、幼くしてこの「目からピュッ」を体得していたようです。
この特技を生かして何かできないものかと考えていた時に、大好きだったお祖父さんがガンで亡くなってしまいました。
その時の悲しみが彼に絵を描くことを決心させ、2年間のトレーニングの末、他に誰も真似できない世界でただ一人の「アイ・ペインティング」アーティストとして活動をスタートさせました。

目から塗料を噴出して絵を描く

塗料を滴らせて描く「ドリッピング」技法をあみだしたのは、20世紀のアメリカ人画家、ジャクソン・ポロック(Jackson Pollock)氏。グラナートさんも、彼の画風に多大な影響を受けました。
しかし似た画風でも筆ではなく「目」を使うのは、おそらくグラナートさん以外いないでしょう。

目から塗料を噴出して絵を描く

その奇異な方法はしばしばいろんな人から狂人扱いされるのだそうです。
だけど彼は言います。
「狂人というのは賢者が歩いて行くための道を造る人だ。」

地道な活動を続けるうちに、家族を始め周りの人たちも理解してくれるようになってきたのだとか。

目から塗料を噴出して絵を描く

特殊なトレーニングのおかげで目にダメージを与えることはなく、専門の医者にもこの画法は今も将来的にも目に害を与えるものではないと太鼓判を押されたようです。

目から塗料を噴出して絵を描く

絵を描き上げるのに早くて10分、作品によっては数カ月もかかることがあるそうで、販売価格は20万円以上になることもあるとか。
彼はその収益でアルゼンチンの小児ガン病院を支援するチャリティーイベントなども計画しているそうです。

目から塗料を噴出して絵を描く

今後は活動の幅をさらに広げ、ヨーロッパでも彼のアートを広めて行くため、あちこちギャラリーやアートディーラーを探しています。

Painter snorts paint and sprays onto canvas through his eye

参照元:Mail Online “An eye for art! Argentinian painter snorts paint and then squirts it onto canvas though his EYE to create Jackson Pollock-style masterpieces"

 

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