墜落した時の衝撃を検証。旅客機の大規模なクラッシュテスト映像

なるほど

旅客機のクラッシュテスト

飛行機が墜落した時にどのようなことが起こるかを検証するために、本物の旅客機を使って墜落実験が行われました。
この実験を企画したのはアメリカのドキュメンタリー番組「ディスカバリーチャンネル」。
4年の歳月と700万ドル(5億6千万円ほど)をかけて準備してきた史上初の大型旅客機による大規模なクラッシュテストです。

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撮影はアメリカ・アリゾナ州~カリフォルニア州のソノラ砂漠で行われました。
使われる機体は重量16トンのボーイング727で、もちろん現役でフライトしていた飛行機です。
非常に高価な複数のダミー人形と38個もの特殊なカメラやセンサーを機内各所に設置し、墜落時の機体およびダミー人形のダメージを検証します。

旅客機のクラッシュテスト

搭乗していたパイロットを含む6名のクルーは墜落3分前に機体後部のハッチから脱出し、パラシュートで着地するというスタントマンさながらのミッションを成功させました。
パイロットらが脱出した後は近くを飛ぶセスナ機から遠隔操作を行い、予定されていた場所に向かって墜落させることに成功しました。

旅客機のクラッシュテスト

墜落してクラッシュした時、車輪が吹き飛び、機首はすぐに地面にこすれて切断されてしまいます。
しかし多くの乗客がいる機体本体は守られる設計となっており、ひどく破損することはありませんでした。

旅客機のクラッシュテスト

実験結果から、墜落時に死亡する確率が高い座席は機首部分のパイロットルーム、そして前から7列目までの座席だそうです。
逆に生き残る可能性がある座席は後ろから5列目までということで、墜落時の衝撃も前方に比べて約半分くらいの加重力だそうです。

旅客機のクラッシュテスト

ちなみにマサチューセッツ工科大学の調査したデータによると、アメリカ国内で飛行機事故により死亡する確率は1,400万分の1ほどで、38,000年毎日飛行機に乗って1度遭遇するくらいの確率だそうです。

しかし万が一墜落した時のことを考えると、パイロット席に近いファーストクラスやビジネスクラスより、安いエコノミークラスの後ろの席の方が助かる可能性も高く、安全面でも優位かもしれませんね。

‘Curiosity: Plane Crash’ Documents Intentional Boeing 727 Crash

参照元:abc NEWS “Bracing for Impact Ups Chances of Surviving Plane Crash, Test Crash Finds”

 

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