砂浜のトンネルが崩落し少年が生き埋め→周囲の人が総出で掘り出し無事救助

グッとくる

アメリカ・カリフォルニアのビーチで少年が砂に生き埋めになる事件が起きました。
17歳のマット・ミナ(Matt Mina)君が友人たちと一緒に砂浜に2m以上の深い穴を掘り、さらに横へとトンネルを作ろうとしていました。
しかし当然地盤がもろいため砂が突然崩落して少年を生き埋めにしてしまったのです。

友人たちはすぐにライフガードに救助を求め、周りにいた海水浴客も事態を察知してすぐに砂を掘り出しにかかりました。

生き埋めの少年を救出

生き埋めの少年を救出

消防団員も駆けつけ、大人数十人で必死に砂を掘り続けましたが、20分たってもまだ彼を見つけることができません。
この時は誰しも少年が既に息を引き取ってしまったものと考えていたそうです。

生き埋めの少年を救出

30分ほど掘り続けようやく少年の姿が見えた時、驚くべきことにまだ意識があり、体を動かしていました。
完全に彼を砂から救い出した時は崩落から40分ほど経過していました。
彼は衰弱していたものの、意識はありすぐに病院に運ばれた結果、現在は回復して一命を取り留めたそうです。

生き埋めの少年を救出

少年は後にテレビ局などからインタビューを受け、こう語りました。
生き埋めの少年を救出
「砂が覆いかぶさって重みで手が全く動かせなかったんです。なんとか空洞を確保するために首を左右に揺り動かしてギリギリ空気を確保できました。でも意識が行ったり来たりで本当に死ぬかと思いました。助けてくれた人にはとても感謝しています。」

彼は生き埋めになったとき大声で叫んだものの、地上でその声を聞いた人はいなかったそうです。
砂の下で死んでしまったと考えていた周囲の人たちは、それでも必死になって砂を掘り返し、結果的に一つの命を救うことが出来たのは、まさに奇跡ですね。

生き埋めの少年を救出

生き埋めの少年を救出

Teen buried alive in Newport beach ca

今回の事件では奇跡的な救助につながりましたが、全米各地のビーチでトンネルを掘って遊ぶ若者達が後を絶たず、同様に生き埋めになってしまう事件が発生しており、死亡事故に至るか、助かったものの脳に障害を残してしまった例もあるそうです。

砂浜の地盤はとても不安定なので、消防署では子供達がビーチで深い穴を掘って遊ばないように警告を出しています。

 

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